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院長のS抗体検査の推移①

  • 2021年5月16日

今回新型コロナのワクチンを受けるのにあたって、実際に抗体の推移を測ってみることにしました。

ワクチンを打った後、
・いつ頃から抗体ができるの?
・どのくらいの抗体が作られるの?
・実際の感染予防の効果は?
・それって誰でも測れるの?
こんなことが気になっていませんか?

院長が1回目の接種前から数日おきに抗体検査を受けています。

ちなみに、今回測定しているのはS抗体と言います。
S抗体とはワクチン接種後に上昇するとされ、ウイルスの表面にあるスパイクに対する抗体です。

ウイルスの模式図(検査機器メーカーRocheホームページより参照)

感染予防に寄与するとされる中和抗体とは異なりますが、一定の割合で相関すると報告されています。
今回の検査法ではS抗体が15を超えると中和抗体も獲得している確率が高いと言われています。

抗体検査結果の推移が下のグラフです。

1回目接種から6日後の血液検査ではまだ抗体は検出されませんでした。

1回目接種から14日後の血液検査で、抗体が確認されましたが数値としては12.6とまだ十分ではありませんでした。
しかし、抗体の上昇がみられたため少し頻度を増やして血液検査をフォローすることとしました。

すると、1回目接種から18日後、21日後の血液検査ではさらに抗体の増加を認めました。

 

抗体がついてきた頃に再びワクチンを受けることでその効果を増強することができると言われています。

2回目の接種も受けていますので、今後の推移についても何度か血液検査をしながら見ていきたいと思っています。

 

当院ではS抗体、N抗体ともに測定可能です。
保険適応ではないため自費検査となりますが、気になる方はご相談ください。
費用などは以前のブログをご覧ください。

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