こんにちは。院長の中村です。
今回は高血圧について簡単に説明したいと思います。
高血圧とは、名前の通り血圧が高い状態です。
実際には高血圧とはどのくらいからの数値を言うのでしょうか?
これは2019年のガイドラインに示されている降圧目標値です。
高血圧以外に病気がない方は75歳以上かどうかで目標値が決まり、他に病気がある場合はそれぞれによって考慮が必要です。
しかし、重要なことはいずれの場合も診察室血圧(クリニックで測る血圧)だけではなく、家庭血圧(家で測る血圧)の目標値が含まれていることです。
当院では高血圧の治療にあたって、家庭血圧の測定をお願いしています。
クリニックで測る血圧ももちろん参考になりますが、暑い中を汗をかきながら歩いてきたり、寒い日に急いで走ってきたり、検査結果を気にしながら来院して緊張していたりとその時の状況で血圧は大きく変動します。
そこで、家庭で安静にしている時の血圧を毎日測ることで血圧の変動を見ることができます。
家庭血圧の測定については色々と注意点はありますが、重要なことは
1.ゆっくりとリラックスした時に
2.できる限りいつも同じ条件で
この二つをまずは守って測ることを心がけてください。
もし、自分が高血圧かな?と気になる方はまずはご家庭での血圧も測ってみてくださいね。
家庭血圧が高いようでしたらいつでも当院へご相談ください。
よくある質問として
「血圧の薬って飲み始めたら一生続くんでしょう?」
と、よく聞かれることがあります。
しかし、そうではない場合もあります。
血圧は減塩や運動でもある程度の改善が望めます。
また、季節によって変動するので暑い季節には飲み薬を減らしたりすることもあります。
患者様に合わせて食事、運動、飲み薬を組み合わせて治療をしていきますので安心して一度ご相談ください。