
目次
肺炎球菌ワクチンは、
「シンプルに1回で済ませる方法」と「5年毎にワクチンを追加接種する方法」があります。
現在、八尾市ではプレベナー20(PCV20)を中心に考えるのがわかりやすい選択です。
肺炎球菌とは?
肺炎球菌は、肺炎の原因として最も多い細菌のひとつです。
- 肺炎
- 菌血症
- 髄膜炎
などを引き起こし、特に高齢者や基礎疾患のある方では重症化しやすい特徴があります。
しかし、ワクチンにより重症化や入院リスクを下げることができます。
ワクチンの種類比較
| ワクチン名 | 種類 | カバー数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ニューモバックスNP | PPSV23 | 23種類 | 5年程度で再接種必要・カバー広い |
| プレベナー20 | PCV20 | 20種類 | 1回で完結・八尾市では補助あり |
| キャップバックス | PCV21 | 21種類 | 1回で完結・より広いカバー |
それぞれの特徴
■ プレベナー20(PCV20)
- 結合型ワクチン
- 1回接種で完結
- 20種類をカバー
👉 2026年4月から八尾市では定期接種の使用ワクチンに指定されました
■ ニューモバックス(PPSV23)
- 莢膜ポリサッカライドワクチン
- 5年以上あけて再接種必要
- 23種類をカバー(最多)
👉 2025年度まで定期接種に使用しており、実績があります。
■ キャップバックス(PCV21)
- 結合型ワクチン
- 1回接種で完結
- 21種類をカバー
- 新しい選択肢として登場
👉 今後の主流になる可能性がありますが、公的補助の対象ではありませんので自費になります。
どう選ぶ?(実臨床の考え方)
✔ シンプルに済ませたい
👉 プレベナー20(PCV20)
- 接種回数が少ない
- 公費での接種を受けられる方は費用負担が少ない
✔ 新しい選択肢
👉 キャップバックス(PCV21)
- 接種回数が少ない
- より多くの型をカバー
- 今後の位置づけに注目
接種をおすすめする方
- 65歳以上
- 心不全・心疾患
- 糖尿病
- 慢性呼吸器疾患
- 免疫低下状態
循環器内科では心疾患の患者様も多く、重症化リスクも高くなります。
非常に重要な予防手段です。
副反応について
多くは軽度ですが、他のワクチンと同じく下記の副反応が起こることがあります。。
- 接種部位の痛み
- 腫れ
- 軽い発熱
重篤な副反応はまれですが、アレルギー反応などを起こした場合には直ちに医療機関を受診してください。
まとめ
- 肺炎球菌は重症肺炎の原因となりえます。
- ワクチンで肺炎球菌に伴う肺炎の重症化予防が可能です。
- 今回は
- プレベナー20(八尾市補助あり)
- キャップバックス
- ニューモバックス
を中心に特徴を説明しました。
院長コメント
肺炎は高齢者にとって大きなリスクとなる疾患です。
感染をきっかけに筋力が衰えてしまい、活動範囲が減少したり寝たきりにつながることもあります。
特に基礎疾患を持たれている患者様においては、予防の手段として肺炎球菌ワクチンは非常に重要です。
現在は結合型ワクチンの登場により、よりシンプルで効果的な予防が可能になりました。
患者様の状況に合わせて最適な接種をご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。



