心臓リハ通信28号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

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心臓リハ通信28号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

こんにちは。心臓リハビリテーション室の赤阪です。

当院の心臓リハビリテーションではリハビリを実施されている患者様に対して、健康のための情報やトピックスをホワイトボードを利用してお伝えしています

今回は心リハ通信第28号を紹介したいと思います。

 

少しずつ寒くなってきましたが、ウォーキングは実施できているでしょうか?

これから冬本番になるため、気候の良い時期にウォーキングの習慣をつけておくことが必要です。

さて、皆さんは一日で何歩くらい歩いていますか?

 

一日の歩数の推奨

厚生労働省は成人(18歳~64歳)は8000歩、高齢者(65歳以上)は6000歩を推奨しています。昔から「1日10000歩」という言葉をよく耳にしてきたかもしれませんが、現在は10000歩歩く必要性は少なくなっています。

しかし実際は下のグラフにあるように令和5年のデータでは男性6628歩女性5659歩であり、右肩下がりで少しずつ減少しています。

またグラフには示めされていませんが、65歳以上に関しては男性5329歩女性4419歩と推奨値まで至っていない状況です。

 

このような6000歩、8000歩の推奨値には根拠があります。

まず5000歩~7000歩で死亡リスクへの効果が頭打ちになるそうです。言い換えると例えば10000歩歩いても統計上大きな変化はないということです。

また7000歩歩くと心血管疾患、認知症、抑うつ症状のリスクが軽減することもわかっています。そのため病気を予防していくためには7000歩を目標にしてください。

しかし普段から歩いていない人は6000歩~8000歩はかなりハードルが高いかもしれません。

そのような方にも興味深いデータがありまして、「5000歩未満の人が1000歩増やすと死亡リスクが23%低下する」という報告もあります。

普段歩いていない人も諦めず1歩1歩増やしてみてはいかがでしょうか。

 

歩数の増やし方

歩数がなかなか増えない場合は歩数計を使用することもおすすめです。

歩数計を身に付けるだけで1日約1800歩増えたという報告もあります。

現在、スマホでも測定するこもでき、またスマートウォッチなど色々身につけやすい物も出ています。

歩数計を使用する時のポイント、注意点

歩数計のタイプにもよりますが、歩幅が小さかったりすり足で歩くと、歩数が反応しにくい性質があります。そのためウォーキングを実施する際は胸を張り、歩幅を拡げるように歩くようにする反応しやすくなります。

 

推奨の歩数を示しましたが、無理をすると膝や腰などの関節を痛める恐れもあるため、気長に少しずつ歩数を増やしてもらえたと思います。

本日は以上です。

 

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