心リハ通信13号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

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心リハ通信13号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

こんにちは、心臓リハビリテーション室の赤阪です。

当院の心臓リハビリテーション室ではリハビリを実施されている患者様に対して、健康のための情報やトピックスをホワイトボードを利用してお伝えしています。

今回は心リハ通信第13号を紹介したいと思います。

 

最近、少しずつ寒くなってきましたが体調はいかがですか??

心臓をはじめ身体に負担がかかってくる季節となってきました。

そこで「そろそろ熱いお風呂に入ろうかな」と考えているでしょうか??

しかしその行動はちょっと待ってください!!

 

「ヒートショック」という言葉を聞いたことがありますか??

最近、テレビ等で紹介されているため名前はご存じかと思いますが、ここでは少し詳しくご紹介します。

「ヒートショック」とは簡単に説明すると「気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こること」を言います。特に気温差が大きい入浴中に起こることが多いです。

年間の推定死亡者数は約19000人と、交通事故での死者数より多いと言われています。

また1年で11月頃から3月にかけて入浴中の死亡者数は多くなっています。そのためこれからの時期が要注意です。

症状は軽度であればめまいや立ちくらみで済みますが、重度になると胸の痛みや意識が消失することがあります。

ヒートショックの危険性が高い人

・65歳以上の高齢者

・狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞、高血圧・糖尿病・動脈硬化といった血管の病気の既往がある人

・不整脈がある人

では、ヒートショックはどういった経緯で起こってしまうのでしょうか??

下の絵はイメージ図ですが、冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所に移動した際には、寒さに対応するために血圧が上昇します。そこで衣服を脱ぎ、浴室へ入るとさらに血圧は上昇します。その後、浴槽に入ると、急に身体が温まるため、血圧が下降することからヒートショックは生じます。

お風呂の危険性など色々とお伝えしましたが、お風呂に入らない訳にはいきませんので対策をしてください。

ヒートショック対策

・家族に声をかけてから入る(万が一の場合に早めに助けてくれる可能性がある)

・飲酒、食後すぐの入浴は控える(食後は血圧が下がってくる場合もある)

・お風呂の温度を41℃以下にする(42℃以上は血管に負担がかかる)

・湯舟の出入りはゆっくりと(かけ湯も効果的)

・暖房器具を使い脱衣所と浴室の温度差を小さくする

以上のヒートショック対策を行いこの冬を乗り切りましょう!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも情報発信を行っていきますのでよろしくお願い致します。

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