
こんにちは。心臓リハビリテーション室の赤阪です。
当院の心臓リハビリテーションではリハビリを実施されている患者様に対して、健康のための情報やトピックスをホワイトボードを利用してお伝えしています。
今回は心リハ通信第30号を紹介したいと思います。
「塩分を摂り過ぎたらダメ」と多くの人は理解していると思いますが、具体的にどれくらいに抑えた方が良いのかを知っていますか?
食塩摂取の現状量

日本人の男性10.9g、女性9.3gと平均すると約10gの食塩を摂取しています。
これはイギリス8.4g、アメリカ9.0gといった体格が大きく一見沢山食べていそうな欧米人と比べても多い数値となっています。
日本人は昔から醤油、味噌、漬物といった保存食を良く好んで食べていた人種、文化であり、また食の欧米化が進んできたことが相まって食塩の摂取が多くなっていると思われます。
塩分の摂り過ぎの悪影響
食塩に含まれるナトリウムは、体内の水分調整や筋肉の収縮など身体に必要なミネラルですが、摂り過ぎは良くありません。
1.血圧上昇
ナトリウムは水を引き込む性質があり、血中のナトリウム濃度が上がることで血管内水分量が増え血圧が上昇します。そのため「血圧が高い人は塩分を控えましょう」と言われる理由です。
2.腎臓、心臓に負担かかり腎不全、心不全が悪化する
ナトリウムを排出するために腎臓に負担がかかったり、体内に水(塩分1gで約200~300ml増やす)が溜まることで心臓に負担がかかってきます。
その他、胃がんのリスクが上がることや骨が弱くなることも言われています。
塩分摂取量の目標値
厚生労働省は摂取基準(2025年版)を男性7.5g、女性6.5gとしています。現状に比べて約2~3g減らすことになります。
心疾患や高血圧症を罹患していている人は6g未満とさらに厳しい数値を目標にしています。
塩分を減らす工夫
塩分摂取を減らす必要性は理解できますが、いざ生活の中で減塩をすることはなかなか難しいかと思います。
毎回塩分量を測るわけにもいかないため、今から示すような少しの工夫だけでも実践してもらたらと思います。

ちなみに塩ひとつまみ(人差し指、中指、親指の3本の指)は約1gとなるため参考までに。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
現代の食生活で塩分を避けることは難しく、ちょっとした減塩の工夫だけでは一日の塩分摂取量を大きく減らすことは容易ではありません。しかし、毎日のことであるため少しずつ積み重ねていくつもりで減塩に取り組んでもられたらと思います。
本日は以上です。



