心リハ通信第25号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

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心リハ通信第25号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

こんにちは。心臓リハビリテーション室の赤阪です。

当院の心臓リハビリテーションではリハビリを実施されている患者様に対して、健康のための情報やトピックスをホワイトボードを利用してお伝えしています

今回は心リハ通信第25号を紹介したいと思います。

現在、某お笑い筋肉芸人が日本心臓財団のCMに出演しているのはご存知でしょうか??

このCM内容が心臓に関する「検脈」であり、時折、当院の患者さんにも指導することもあります。

ここでは「検脈」の仕方や覚えるメリットを紹介したいと思います。

まず検脈は日頃の自分の脈を定期的に調べるためには重要な手法です。

また動悸を感じた時に検脈をすると有用な情報になります。

動悸とは、「心臓の拍動を普段より強く感じたり、 速く感じたりする症状」のことを言います。

 

検脈の方法

このイラストでは測定時間は15秒になっていますが、まず15秒くらいで普段との違いを確認してください。

もし異常があれば基本的には1分間は測定するようにしてください。

最初は難しいかと思いますが練習すれば比較的簡単に行えます。

 

検脈のポイント

検脈する時は特に「脈拍数」「リズム」を観察するようにしてください。

脈拍数

基本的には1分間測定して普段より異常に速いか遅いかを確認します。

1分間の測定が難しければ30秒測定し2倍にしてください。

ちなみに60回未満を「徐脈」、100回以上を「頻脈」と言います。

 

リズム

リズムは「規則的か」「バラバラか」がわかれば十分です。

もし「バラバラ」であると心臓が不規則に動いており「不整脈」の可能性があります

 

検脈のメリット

まずリズムが「バラバラ」であった場合、特に「心房細動」の可能性を考えます。

この「心房細動」は放置しておくと「心不全」や「脳梗塞」を発症してしまう可能性があります。

 

そのため検脈を習慣化しておくと早めに「心房細動」に気付くことができるため重大な病気を予防することができます。検脈だけでは不整脈と断定できませんが、医師に早く相談でき、詳しい検査をするきっかけになることは大きなメリットになると思います。

 

まだまだ寒く心臓に負担がかかる環境が続きます。とっさの時に検脈ができるように覚えておくことはいかがえでしょうか。

本日は以上です。

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