心リハ通信第24号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

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心リハ通信第24号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

こんにちは。心臓リハビリテーション室の赤阪です。

当院の心臓リハビリテーションではリハビリを実施されている患者様に対して、健康のための情報やトピックスをホワイトボードを利用してお伝えしています。

今回は心リハ通信24号を紹介したいと思います。

皆さんは運動習慣はありますか?

 

運動習慣とは

・運動頻度:週2回以上

・運動時間:30分以上

・継続期間:1年以上

厚生労働省が発表した平成27年国民健康・栄養調査において上記条件を全てを満たすと「運動習慣がある者」と定義されています。

ちなみに令和元年の調査では、運動習慣のある人の割合は、男性33.4%、女性25.1%であり女性は減少にあるとのことです。

 

運動習慣をつけるためには

「自己効力感 (セルフエフィカシー)」の要素が重要になってきます。

「自己効力感」とは、「ある行動をうまく行うことができるという自信や確信」のことを言います。

人がある行動への自己効力感を強く感じていると、その行動を行う可能性が高くなり、その行動をするための努力を惜しまず、失敗や困難を伴っても諦めにくいと考えられます。

 

自己効力感をアップさせる要素

自己効力感を高める主なポイントとして「成功体験」「代理経験」があります。

「成功体験」は自分が目標としていたことをクリアすると「また次も頑張ろう!!」と思う経験は多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか?

また「代理経験」とは成功している人を直接またはテレビなどのメディアで見たり、聞いたりすると「自分にもできるかもしれない!!」という感覚が芽生えるのも経験があるかもしれません。

これは根拠のない自信ではありますが、何事も良いイメージをすることが大切です。

 

運動を習慣化させるためには

内容が難しければ難しいほど、習慣化するまでに時間がかかります。

そのため無理なく続けられるハードルが低い目標からたてることからしてください。

例としては

・運動をしていない人はまずは家の周りを歩く、歩いて買い物に行く

・歩数1日500歩、筋トレ5回増やす

・普段から運動をしている人は、「今は運動を週2回行っている」から「2か月後には運動を週3回行う」

などです。

急に運動量を増やしたり、筋トレを50回するなど無理なことをすると長続きはしない可能性があります。階段を一段一段のぼるイメージで運動をするようにしてください。

 

運動が習慣化するまでの期間

習慣が身につくまで平均66日かかったという報告があります。

注意点として、

人や習慣の内容によっては18日~254日の差がありました。

またこの報告は96名という人数であり、また21~45歳の人を対象にしたデータであるため、全ての人に当てはまるとは言えません。

最低でも2~3ヶ月間といった長い目で、焦らず運動を続ける必要があるのではないでしょうか?

これからは気温が下がり運動が行いにくい季節になってきます。今の気候が良い時期に運動習慣を身に付けておき、本格的な冬に備えておくことをおすすめします。

本日は以上です。

 

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