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心リハ通信第23号

  • 2024年6月27日

こんにちは。心臓リハビリテーション室の赤阪です。

当院の心臓リハビリテーションではリハビリを実施されている患者様に対して、健康のための情報やトピックスをホワイトボードを利用してお伝えしています。

今回は心リハ通信23号を紹介したいと思います。

皆さんは「運動耐容能」という言葉をご存知でしょうか?

運動耐容能とは

「身体運動負荷に耐えるために必要な呼吸や心血管系の能力であり、強い負荷でも持続して動き続けられる能力」といいます。

もっと簡単に表すと一般的には「体力」「全身持久力」ことを指します。

 

運動耐容能の指標

運動耐容能は「酸素摂取量→どれだけ酸素を取り込み利用できるか」が指標になります。

呼吸で酸素を取り込む→心臓のポンプの力で血流として全身に酸素を送る→筋肉に送られた酸素を取り込む

この一連の流れが「酸素摂取量」となります。

そのため運動耐容能(体力)には肺、心臓、筋肉といった色々な要素が関わっています。

 

運動耐容能と生存率の関係

ここで運動耐容能にちなんだデータをご紹介します。

これは運動耐容能(体力)が高い人の方が生存率が高い(長生きする)ことを示します。

健康な人でも同様の傾向があるため、健康寿命を延ばすためにも運動耐容能を向上させる必要があります。

 

運動耐容能を向上させるためには

では運動耐容能はどうやったら向上するのかをお伝えします。

先ほど示した3つ要素で考えるとわかりやすいかと思います。

まず一つ目は酸素を取り組むことです。

そのためにゆっくり大きな呼吸を行うことです。

浅くて速い呼吸になるとせっかく取り込んだ酸素をすぐに吐き出してしまうために効率が悪くなります。

この効果を出すためには呼吸筋(主に横隔膜)のトレーニングや胸、肩回りのストレッチが効果的です。

次に心臓で酸素を血流によって全身に送ることです。

全身に送るためには、「血管を拡げて血液が流れやすくすること」と「心臓のポンプの機能を改善させること」が必要です。

この効果を出すために有酸素運動が有効です。有酸素運動を行うと血液を送り出す量や増え、さらに血管が拡がるため末梢の隅々まで酸素を送ることができます。

最後に筋肉での酸素の取り込みに関してです。

酸素の取り込みを良くすることと筋肉量を増やすことが必要です。

これに有効なのが筋力トレーニングです。

筋力トレーニングを行うとエネルギーを作り出すミトコンドリアの機能が改善し筋肉の代謝が良くなります。

さらに筋肉量を増やすことで肺や心臓の負担を減らすことができ、余分な力を使わなくても身体を動かすことができます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今回は「運動耐容能」について紹介しました。

運動耐容能を向上させるための要素をイメージしながら運動を行うと、より有意義な運動ができるのではないかと思います。

これからも情報発信を行っていきますのでよろしくお願い致します。

本日は以上です。

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