こんにちは。
心臓リハビリテーション室の赤阪です。
先日、八尾市立高美小学校で出張授業を実施しました。
出張授業の経緯
関西ぱどが八尾市教育員会の後援で「小学生のためのお仕事ノート」というものを発行しています。
これは小学校3、4年生向けにどのような業種の仕事があるのか、なんのために働いているのかを紹介した冊子となっています。
今年度は八尾市版が発行され、当院が医療分野として掲載されています。
ここには当院での業務内容、実際働いているスタッフの言葉、どういった思いで仕事をしているのかを写真付きで掲載されています。
当院のページの冒頭部分に「出張授業可能です」と表記されています。それが高美小学校の先生の目に入り、今回の出張授業に至った経緯となります。
出張授業の冒頭
まず院長から「内科と外科の違い」「クリニックと病院の違い」など当院が地域でどういう役割のクリニックなのかを紹介をしました。
その中でクイズも行いましたが、小学生たちは積極的に手を挙げて答えていました。
小学生からの質問タイム
小学生からは子供らしく純粋な質問を沢山してくれました。普段、私たちは成人、高齢者の患者様を対象に診療を行っているため、子供たちにわかりやすく説明するのはなかなか難しかったです。
小学生が班ごとに「考えた質問に対する自分達の考えも踏まえて発表する」、「当院のスタッフが答える」、「それを聞いてまとめる」、「他のクラスに伝える」という流れの一環のコーナーでした。
理解したことを人に伝えるというコミュニケーションのスキルを学んでいることが伝わってきました。
各仕事の内容紹介
2時間目は当院でどのような職種がどういった流れで仕事をしているのかを紹介しました。
まずは聴診器で心臓や肺の音を聞いてもらいました。心臓より肺の音が難しそうな印象でした。
小児科で聴診された時に、医師が何を聴いているのかが少しわかってくれたかなと思います。
次に小学生が医師役、看護師役、受付役、患者さん役となりロールプレイング形式で体験してもらいました。
実際に診察券を受け渡し、採血(針なし)、案内の仕方などを体験しました。
小学生には一つ一つの手技や順番の理解は難しいようでしたが、当院としては「患者さんに安心してもらう」ということを一番大切にしてほしいことを伝えました。
そのためには不安にさせない声かけのタイミング、状況に応じた表情の使いわけの必要性を伝えました。
最後にリハビリ分野です。当院での心臓リハビリで使用している運動道具を触れてもらい、どのような運動ができるのかを考えてもらいました。
やっぱり小学生は身体を動かすことが好きなようで、各々が道具を使って色々な動きをしていました。
ここでは運動は「目標を持って楽しむ」ことで効果的に運動ができることをメッセージとして伝えました。
出張授業の締めくくりとして当院の健康運動指導士が考えた音楽に合わせた体操を全員で行いました。
子供たちにはすごく楽しんでもらい盛り上がることができました。
この体操は肩、肩甲骨周り中心のストレッチの要素を取り入れたものです。
現在の子供たちは座って勉強する時間が長くなったり、ゲームやスマホの操作で姿勢が悪くなってきていることを良く耳にします。
将来、姿勢が悪くならないように、学校や家で楽しく体操をやってもらいたいと思い、この体操動画をDVDとしてプレゼントしました。
さいごに
今回は子供たちの沢山の笑顔見ることができ、私たちも元気をもらいました。
日頃、仕事をしているとなかなか経験できなことができ、貴重な経験になり出張授業をして良かったと感じています。
これからも地域に貢献して笑顔で過ごしてもらえるようなクリニックを目指していきたいと思います。