心リハ通信15号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

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心リハ通信15号|なかむらクリニック|八尾市高安駅の内科・循環器内科・心臓リハビリテーション科

こんにちは、心臓リハビリテーション室の赤阪です。

当院の心臓リハビリテーション室ではリハビリを実施されている患者様に対して、健康のための情報やトピックスをホワイトボードを利用しお伝えしています。

今回は心リハ通信15号を紹介したいと思います。

前回のブログは有酸素運動の内容でしたが、今回は筋力トレーニングについて記載したいと思います。

ちなみに心臓リハビリテーションの業界の中では「筋力トレーニング」のことを「レジスタンス(抵抗)トレーニング」とも言います。

「筋力トレーニング」と「レジスタンストレーニング」はほぼ同じ意味で使われますが、心臓リハビリで使われる用語に触れて頂きたいと思いますので、ここでは「レジスタンストレーニング」で統一します。

皆さんは普段レジスタンストレーニングを実施していますが、昨今の健康ブームで日頃からウォーキングなどの有酸素運動は実施している人もいているかと思います。

しかし、フィットネスジム等に通わない限り、レジスタンストレーニングまで実施している人は少ないように伺えます。

今回のブログでは「レジスタンストレーニング」の必要性を知って頂けたらと思います。

筋力低下の因子

まず年齢を重ねるごとに筋力は低下してくるのは周知の通りかと思います。それに加えて当院は心臓リハビリテーションにも力を入れているため、心臓病による筋力低下についてもご紹介します。

このフローチャートをご覧ください。

まず心臓病を患うと長期間に渡って炎症が続く「慢性炎症」といった状態になります。また興奮する時に活性化している交感神経が亢進しやすくなっています。

これらによって「異化亢進」といって、タンパク質などの分解を亢進している状態になります。

筋肉は主にタンパク質から構成されているため、この「異化亢進」によって筋肉量が減り筋力低下が進んでしまします。

以上より大なり小なりありますが、心臓病になるだけで筋力が低下します。

次に心臓病になることで息苦しさなどを自覚します。そのため「活動制限・低下」することで筋力低下につながります。

最後に心臓病の2割程度の人は「不安、抑うつ」といった症状も発症すると言われています。精神的に落ち込むと家に閉じこもってしまい筋力低下を進める原因なります。

筋力が低下してしまうと・・・

筋力が低下してしまうと、転倒しやすくなり、また関節が痛くなったりします。それが後々に寝たきりを引き起こすことにもなります。

また筋力が乏しいと疲れやすくなります。そのため血圧や心拍数が上昇し心臓への負担が大きくなることで、新たな病気の発症や再発する可能性もあります。

最後に筋力が生存率にも関わり、筋力の無い人の方が寿命が縮まるとも言われています。

以上のことから筋力が低下すると、「健康寿命が縮まる」といったことにもつながるため、筋力が減らないようにしないといけません。

レジスタンストレーニングの運動頻度

基本的には週2~3回で48時間以上間隔を空けるのが良いと言われています。そのため3日連続実施するよりも1日おきが理想です。

しかし、低い負荷で行う場合は毎日実施しても問題ありません。翌日の疲れ具合や筋肉痛を確認しながら頻度を調整してもらえたらと思います。

レジスタンストレーニングの運動強度

運動強度の細かい設定方法がありますが、ここでは簡単に説明します。

・ボディービルダーや本格的にスポーツを実施する人:1~5回くらいできる強度

・健康を維持するために運動をしている一般の人:10回くらいできる強度

・高齢者:17~20回くらいできる強度

このようにざっくり覚えて頂けたらと思います。

高齢者の方が強い負荷で行うと関節を痛めたり、血圧が急上昇することもあるため無理しないようにしてください。

 

以上簡単ではありますがレジスタンストレーニングについて述べました。健康寿命を延ばすためにも日々の生活に取り入れてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも情報発信を行っていきますのでよろしくお願い致します。

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